怒らずに叱る方法は、叱るとは当然、相手の短所・間違いなどを示すことです。まずは相手の間違いを、心の底からおもしろいと、ユーモラスに受け止めてください。教えてあげることもあるし、厳しい言葉を使わなくてはいけないケースもあります。「叱られる側もおもしろくなるように」「楽しくなるように」と、叱ることがポイントです。おもしろく冗談を交えて叱られると、叱られた側も、いわれた内容を覚えやすくなります。冗談をいったり人を笑わせたりする能力がない人は、冗談交じりで叱るやり方を、苦労して勉強しなくてはいけないのです。
叱るのではなく罰を与えるという方法。罰というのは嫌な言葉で、危険な行為でみんなが喜ぶような罰にすることが大切です。たとえば、何か悪さをすると学校の先生は小枝のような細い棒で手や足をピシッと叩いた瞬間、ちょっと痛いという刺激で目を覚まさせて、集中力を取り戻させるためで、一種のショックを与えて終わりです。悪さというのは、授業を真面目に聞かなかったり、宿題を忘れたり、学校のルールを守らなかったりすることなどです。先生の感情は怒っていない状態で行います。ただ純粋に子供に罰を与えているだけです。暗くて厳しい罰ではなく明るくて面白い罰がいいでしょう。気分が暗くなるようなことをしない様に注意している意味で合って、前向きな考え方を教えているのでしょう。優秀であれば怒らないし怒られないということなのかもしれないです。怒られる前に、叱られる前に自身の能力を高める努力をするべきなのです。怒りというネガティブな感情が生まれた瞬間、能力は底を打ち仕事の手は止まってしまいます。怒りを静める方法を考えるのではなく、「どうしたら怒りが生まれないか」を考え、工夫する事が大事です。
一人っきりで仕事をしている人はまれですから、他人との能力差に悩まされるわけです。人の役に立てると、気持ちいい。能力の低い人に対してイライラする気持ちは、ちょっと視点を変えてみる瞬間は「人の役に立てる場面」である。他人のせいにしても自身のわがままぶりを発表しているようなもので、もともと仕事をするからには「どうしたら人の役に立つのか」「周囲(社会)はあなたに何を求めているのか」を考え、行動するのが当たり前です。あなたがやりたいことを(あるいは、やりたいように)するのではなく、「人や社会がやって欲しいと思うこと」をやる。を仕事という。
すべての地獄は、あなたの心がつくり出していると考えるならば、楽しいほうに目を向けられる人がトクをします。「どんなものにも楽しみを見つける癖をつけること」が解決策として考えられる工夫で、実に優れたメンタルコントロール術です。たとえ災難な事が起こっても、事実は事実として変わりません。どうとらえ、反応するかは自身で選ぶことができるということを、けっして忘れてはいけません。「つらい」「苦しい」「嫌だ」「腹が立つ」などネガティブな反応をすれば、どんどん気持ちはすさんでいきます。環境のせいにして、すさんだ気持ちのまま人生を送っていきたくはないです。どんなに怒ったって、文句をいったって事実は変わらないのですから、笑って楽しんだほうがいいでしょう。ぜひとも「楽しいほうに目を向ける」癖をつけてください。事実があなたを苦しめるのではありません。事実をネガティブにしかとらえられない精神状態が、苦しめている。事実に気づけたとき、あなたは睡眠をとるか、おいしいものを食べるか、精神病を疑い「軽いうつ病」ということも長期継続的に苦しい人はうつを疑うと良いでしょう。
「心のあくび」なんて、簡単に抑えられる。どんな迷いや不安もカラッと晴れる考え方として、たとえば、仕事がうまくいかなかったり、人間関係でトラブルがあったりしたら、嫌でも落ち込んでしまうのが当たり前です。生きていれば落ち込みもする。「落ち込むとは、心がどんな状態にあることなのか。」とか、「脳がどんなふうに動いているのか。」などいろいろいう人がいるからややこしくなるのです。あくびが出た時はちょっと席を立って運動したり、お茶を飲んで休憩したりする。落ちんだ時も、同じで大丈夫。お茶を飲んで一息つけば、気分は少し変わります。落ち込みとはそういうもので、落ち込みを継続させないことが大事なのです。あくびが一度出たくらいでは病気ではありません。しかし、あくびがひっきりなしに続いたら、それは病気かもしれない。落ち込みもこれに似ていて、ちょっと落ち込むくらいは誰にでもありますが、いつまでも落ち込み続けるのは問題です。運動するのでも、休憩するのでも、音楽を聞くのでも構いません。自身の精神状態に気付き、意識的にコントロールすることが大事です。落ち込みから脱する方法の一つは、人生にバリエーションをつけること。たとえば、普段あまり会わない人と会って話をしてみたり、滅多に行かないお店で食事をしてみたりするのもいいでしょう。たまには外をジョギングしたり、いつものと違う道を通って散歩がてら帰ってみたりするのも一案です。いつもはやらないことをちょっとやるだけで、気分はけっこう変わるものです。環境に適応することで、生きていくしかありません。環境を把握し、受け入れて、順応していくしかないのです。もっとも大事なのが「いちいち心を揺さぶられないこと」。何があっても何がなくても、予定通りに進んでも進まなくても、「まぁいいや。それはそれでよろしい」と開き直って、淡々と、冷静な気持ちでいることが肝心。すなわち自己管理について体得すべきこととなっています。