やりたい仕事よりも、ちょっとおもしろくない仕事のほうが向いている。向き・不向きを見極める上での注意点は、仕事自体は楽しくても、何となく苦しいと感じるか周囲の人に認められるほど成果を上げられない場合は才能がないので向いていない状態です。おもしろくはないけど、淡々と続けることができる。成果も上がる状態は才能があるので向いているとなります。転職を考える前に、自分の働き方を変えてみる。今の会社を辞めるかどうか悩んでいる人、仕事を変えようと考えている人は、いま現在、自分は挑戦的に働けているか、あるいは新しい職場で挑戦的になれるのかと、自問してみる。挑戦的になれないなら、環境を換えても何も変わらないでしょう。変えるべきは外側ではなく、自分自身です。努力する、精進する、がんばるという意味で、仕事を精一杯やることと、未熟な部分を繰り返し訓練することもチャレンジです。それができなければ、どこへ行っても通用しないという事です。なので成功を目指してチャレンジする。

お金を稼ぐだけが仕事ではない。仕事のもつ本当の意味を知らないと悩みます。自身で働いて食べ物を探し、自身の力で食べるということが働くという行為の本来の意味です。生きるためというのが理由で、仕事とは呼吸のようなもので、やらなければ生きていけない。ということです。思い通りにいかなくて当たり前と知ること。自身に与えられた役割を理解して、仕事とは人のために何かをすることです。社会が主人で、全ての人は下で働く使用人という考え方でいればいい。精神まで壊滅的なダメージを受けてはいけない。心さえ健康ならば、しっかりと生きることができることを肝に銘じて下さい。

周囲が嫌がっている仕事を与えられ、文句を言う人は心が病気です。もっとも人の役に立てる場面であり、やった仕事は評価されて喜んでくれる。感謝され必要とされる。文句を言うより、気持ちよく引き受けて、黙って仕事を始めるほうが、自身にとっても、周囲にとっても効果的。さらに、もっと時間を短縮できる方法を探す。やり方を変えてみるなど工夫して楽しみを見つける。たかが仕事と気付くだけで、驚くほど人生が楽になる。失敗してもすべてがダメになるわけではない。仕事で悩み、精神的に参ってしまう人が増えている。日本は、中高年の自殺者数が、先進国の中でかなり高いといいます。なぜ、心を病む人が多いのか。人生の一側面だけを見て、それがすべてだと思い込んでしまう人が多いからです。視野が狭くなっているからです。
乗り越えるには苦しい状況であっても楽しみを見つけられるように、健全な精神を鍛える事です。仕事は必ず見つかる。視野を広げるだけです。

大変な時、自身に正直に話してはいけない。コミュニケーションをしたいのであれば、どうしたら相手が喜ぶか、何を聞きたがっているかを考え、工夫することです。コミュニケーションとは相手に喜びを与えることだからです。重要な事は聞く事よりも受け流すことです。自身の役に立つものだけ聞いて、他は無視する。考えるだけ疲れますが、価値観なんて違って当たり前と心得ることで、相手と自身の差を認める。職場の悩みの第一位は、いつも変わらず人間関係です。状況を良くしたいなら、ごますりをすればいい。人付き合いが苦手な人は、現状把握が甘い。上司とウマが合わなくて仕事をしているのが苦痛なんです。という状況だったとしたらどう対処するとよいか。嫌な上司というあいまいなものではなく、何がどう嫌なのか、なぜ嫌なのか、それは相手の問題か、自身の問題なのかと、冷静かつ公正に考えると良い。感情ではない理性で考えた答えが、たとえば、上司が全く評価していない、だから嫌だというのであれば、努力して能力を上げるしかない。しかし、実際に起こっている人間関係の問題とはそんな明快なものではなく、もっと微妙で複雑なものではないでしょうか。直属の上司が部下から「よいしょ」や「ごますり」をされるのが大好きな人だったというのが原因です。性格的にその種のことが好きでない。あるいは、そんなことをしてまで、目の前にいる上司には好かれたいとは思わないと、つい考えてしまうタイプだと結果、なんとなく上司から嫌われ、当然評価もされなくなる。自身が選んだ職場だということを考え、受け入れる度量と周囲の人の事を考えて職場環境をよくしたいなら、上司にお世辞をいったり、ごますりをしたりすればいいということになります。仕事の真の意味を考えるのであればですが。よい、悪いを抜きにして自身を変えていかなければならない状況だと大変です。視野を広げて考えて見れば順応しやすくなるでしょう。

幸せに一人勝ちなんてありません。仲間同士が競い合ってはいけない。アメリカは競争が当たり前の社会です。社員同士が協力し合える会社なら代わりにお願いすることができます。相互協力できない会社では、結果として家族をないがしろにするか、自分のキャリアを投げ打って、社内の敗者となってしまうかを選択しなければならなくなります。そのような会社で働くことが幸せか考えると、どんなに成績が優秀でも、いかに給料が高くても、いつかは精神が壊れてしまいます。自然界に目を向けてみると、野生の動物たちの中には、自身の欲望に任せて際限なく獲物を食べるものはいません。肉食動物が草食動物を食べるときも、草食動物が草木を食べるときも、必要な分に留め、けっして食べつくしたりはしないのです。命を奪い合うという究極の敵対関係にありながら、世界が共存社会であることを、彼らは本能的に知っているからです。自身の事だけを考え、必死に他人と競争し、売り上げを伸ばすことに全力を傾ける。そんなことをしているのは人間だけです。